大橋くんに出会って3年が経ちました。

 なにわ男子の大橋和也くんに出会って3年が経ちました。

 

 2021年7月28日に横浜アリーナでデビュー発表をしたなにわ男子は、2021年11月12日にCDデビューを果たした。それから今日に至るまで、テレビで見ない日はない、というよくある表現が誇張でないこともあるんだと驚く程、本当に7人が様々なフィールドでそれぞれの色で活躍する姿を見てきた半年強だった。去年の今日にはまだなにわ男子がデビューすることすら知らないのだから本当に驚く。激動の1年だったのだ。

 

 もちろんデビュー発表以前とは比べものにならない注目度だが、大橋くんは変わらずバラエティ番組で大食いや料理の腕前を披露したり、おしりプリンプリンを擦られたり、とにかく出演者や関係者の大人たちに可愛がられたりと大活躍している。

ジャニーズの先輩方に留まらず、共演した人気芸人や大物芸能人までもメロメロにしていく大橋くんは、瞬く間にその名を全国のお茶の間に広めていった。

 

 1stシングル『初心LOVE』は真似しやすいダンスとキャッチーながら引っ掛かりのある楽曲で、ジャニーズの新王道を切り拓くかのようにヒットを遂げた。名だたる企業とのタイアップやTikTokでの踊ってみた動画の流行も功を奏し、ジャニーズに興味がない層にまで届く楽曲になった。

 2ndシングルには、ゆずの北川悠仁さんより楽曲提供いただいた大橋くんのセンター曲『サチアレ』が収録され、めざましテレビのテーマソングとなった。大橋くんのエンタメプレゼンターから始まっためざましテレビとの縁が、こんな形で結ばれていくのだと感動する。

 

 また、『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』で連ドラにレギュラー出演も果たした。毎週土曜日23時半、バイト終わりやお風呂上がりや時には出先のホテルでも欠かさずにリアルタイムで視聴した。ドラマ本編だけでなく副音声やスピンオフドラマなどでも大活躍する大橋くんと、大橋くん演じる一ノ瀬圭くんが本当に愛おしくてたまらなくなった。

そのクールが終われば今度は大橋くんが主演の連ドラ『消しゴムをくれた女子を好きになった』が始まることになった。こんどは主題歌もなにわ男子が担当する。あの大橋くんが恋愛ドラマの主演を務めるのだと思うと今からどきどきとワクワクで変な汗が出るような緊張感がある。でもきっと、素敵なドラマになるに違いない。

 

 7月13日には1stアルバムである『1st Love』が発売され、23日からはそれを引っ提げて『なにわ男子 Debut Tour 2022 1st Love』が開催される。今回は大橋くんの誕生日当日公演もある。

 

 書き出すとキリのない活動量で、また大きな一歩を踏み出したなにわ男子の大橋くん。わたしの大好きな大橋和也というアイドルが世間の共通認識になっていくのが嬉しい。単純に、すごく嬉しい。

 

 大橋くんはデビューしてから一層とその輝きに磨きがかかったと思うのはきっとわたしだけではない。以前友人にも言われたことがある。大橋くん痩せた?デビューしてからどんどんかっこよくなってるね、と。わたしもそう思う。新しい環境で多忙を極めてストレスや不安で体調が崩れても何らおかしくない状況で、キラキラの輝きを内外ともに保つどころか増してきている大橋くんの胆力というかアイドル力とでも呼びたい逞しさは本当に頼もしい。

そう、大橋くんは頼もしい存在だ。大舞台にも気後れせず、誰にも遠慮なく、いつもどしんと構えている。

 と、これまでそう思ってきたが、初心LOVE初披露のMステでの緊張した面持ちを見て実は緊張屋さんなのかもしれない、とも思った。しゃがんで最初のポーズにつく際に大橋くんが不安げにも見える表情で、シンメである丈くんを一瞬見たとき、わたしの脳裏に2019年7月5日が、初めて見たなにわ男子の大橋くんがはっきりと思い浮かんだ。あのときのダイヤモンドスマイルもそうだった。曲が始まる直前、シンメである丈くんの方をちらっと見ていた大橋くんはイントロが始まった途端に前を向いて笑顔でパフォーマンスを始めていた。あの日は少クラだったけれど、こんどはMステで。

デビューというひとつの区切りを迎えた大橋くんに、出会ったときの大橋くんが重ねて見えたような気がしてなんだかすごく感動したのを覚えている。

 

 なにわ男子のファンのことは通称なにふぁむと呼ぶが、わたしはこれが決まったときから、なんとなくこれを名乗ることに躊躇いがあった。気恥ずかしいなと思っていたのだ。しかし2ndシングルに収録されたなにわの男子やねん!のサビにある

なに?ってふぁむ!!!

ファミリーやん

という歌詞に、そうか、家族なのか……と胸を打たれた。『ふぁむ』がファミリーを意味するということを理解はしていたものの、それがこの曲によってすっと心に落ちたような気がした。自称トンチキ爆笑ソングではあるもののこの曲はなにわ男子がなにふぁむに寄り添う優しい歌詞となっている。

 

 他にもCDが出ることにより沢山の曲が一気に増えた。来週発売されるアルバムで更にまとめて10曲もの新曲が増えるというのだから、Jrの頃からは考えられないスパンに戸惑いを隠せずにいる。そんなアルバムのリード曲となるのが、新録されたダイヤモンドスマイルだ。

正直、初めて新録のダイヤモンドスマイルをインスタライブで聞いた時はいまいちぴんとこなかった。MVが出たときには違和感さえあったが、それはそれとして、わたしにとって初めて出会ったときの曲であるダイヤモンドスマイルがこのタイミングで新録され大きく印象を変えることはやはり、Jrからデビュー組へ、新たなステージへの転換を感じさせられる事象となった。

 

 1年前までは、一刻もはやく、とデビューを待ち望んでいた。何度も期待して、何度も焦った。そのデビューが叶い、何故か少し寂しいような気持ちになることもあったけれど、嬉しいことの方が本当にたくさんあった。

デビューという喜ばしい節目に立ち会えたことを本当に嬉しく思う。大好きな人の夢がひとつ叶う瞬間を見届けさせてもらったのだから。

 

 Jrの中では頭角を現していたなにわ男子も、デビュー組に混ざれば当たり前ながら赤ちゃんみたいなもので、でも今はそれが楽しい時期なのだ。これから後輩グループが増え、メンバーも全員歳をとり、少しずつ色や形を変えながらなにわ男子は続いていくだろう。その中で今年はかなり節目の年になった。ここまでの節目はもう二度とないかもしれないし、あるとすればそれは嬉しい区切りではないかもしれない。

それでも、この先も想像できないくらい長い間ずっとずっと、なにわ男子の大橋くんを見届けていきたい。次のステップアップは何になるのだろう。個人的にはドームツアーを希望する。そのときにはぜひ、なにふぁむだけで埋まった東京ドームのど真ん中に立つ大橋くんに、出会った日の大橋くんを重ねてみたい。

 

 

 

2022/07/05