大橋くんに出会って4年が経ちました。

なにわ男子の大橋和也くんに出会って4年が経ちました。

 

この1年、何してたかな……。就職活動を早々に済ませたわたしは学生生活も残り少ないとなると途端に寂しくなってきて、クラスメイトに突然媚び出すなどして学校楽しい!と思い始めたところで卒業。就職先でもなんだかんだ楽しくやっていけている。

 

なにわ男子はというと、去年の夏現場でどこか燃え尽きてしまったのか、実のところ全くと言っていいほど追えておらず未開封のCDが部屋の隅に積まれている状態……。

こんなことでは大橋担を名乗るのも厚かましいと思い、一旦その肩書きをおろした。けれどもTwitterやテレビで見かける大橋和也くんはどこの誰にも負けないわたしの太陽に違いなく、こっそり元気をもらう日々を過ごしている。

 

 

この1年の中で語れる思い出というと、やはりデビューコンだ。わたしにとってあんなにも鮮烈に思い出が残るツアーはもうないだろうと思う。3都市4公演、短い旅ではあったけれど、本当に楽しかったのだ。

 

わたしの夏は始まりから波乱を迎えていた。忘れもしない7月17日、自身の誕生日に回転寿司屋の待合で、大橋くんがコロナになったことを知る。そしてそれによりツアー初日の神奈川公演が中止になった。

神奈川公演に行く予定はなかったが、わたしは4日後に少クラin大阪の番協を控えていた。なにわ男子の出演は明言されていないとはいえ、当然それを期待しての応募であった。デビュー後のなにわ男子をツアー前に見られる絶好の機会に思っていたが、こればかりは仕方ないと肩を落として向かった番協で、わたしは大橋くんのいないなにわ男子6人のパフォーマンスを観た。わたしにとって初の生初心LOVEだった。

わたしはデビューコン初日をそのちょうど1週間後、大阪城ホールで迎える。なにわの日公演だった。人生で初めて量産型オタクの装いをしてみて、ウキウキで会場に向かい、スタンドギリ下段ステージ真横の席に着いた。元気そうな大橋くんの姿が見られてほっとすると共に、頭頂部と横顔と後ろ姿しか見えず半笑いを浮かべた。スタトロが真後ろを通過し、真横の通路を大橋くんが歩いていったので結果的に悪くない席ではあったが、休養前からだいぶ痩せたように見える大橋くんをぼーっと眺めるのが精一杯だった。

2,3公演目は広島、大橋くんの誕生日公演!オタク人生初の誕生日公演、そして初の同担連番。ツアーTシャツを着てバスに乗り込み到着した広島駅前に、全身緑色の服を着た見るからにオタクという風貌の女がぞろぞろと集う異様な光景がおかしかったのを覚えている。連番相手のフォロワーは同い年で相互各1の大橋担、ヘアメの美容室でのドキドキ初顔合わせはずっと忘れないだろうな〜と思う。席はアリーナ、妄想っちゅーDiscooooooo!!の立ち位置を引けて2人で爆踊りするもガン干され(しかも3日目も同じような席で同じことを繰り返す)だったが、ずっと大橋くんのことだけを見てキャアキャアできる連番がいる楽しさに目覚めてしまった。一緒に食べたお好み焼きも揚げもみじも本当に美味しかったし、チコリータは買えばよかったな……と思っている。

4公演目、最後は福井に行った。線状降水帯で電車が出るか分からず 交通費とお土産代全額負担の条件で親に車を出してもらうハードな旅程。席はバクステ2列目ドセンで可もなく不可もなく。半ば当時仲の良かったフォロワーに会いに行ったようなものだったが、ついでに翌日は念願の金沢に行きひとり観光を楽しむつもりが灼熱のなか歩き回りすぎて熱中症になりかけ早々に帰った。ドーミーインに泊まれて嬉しかった。

こんな感じでデビューツアーを走り抜け、大橋くん初の始球式を京セラドームで同担フォロワーと見届けるなどもした2022年の夏はすごく濃くて、楽しくて、約1ヶ月間ほぼ毎週大橋くんを見に各地へ赴き思い出作りに励んだ。

楽しかったなあ、大橋くんはキラキラで いつも汗が目に入ってはぱちぱち瞬きをしていて、衣装全部暑そうで、でも体いっぱい使って踊り、顔いっぱいの笑顔を浮かべていた。アイドルとはこういうことだ、と心の底から思う。自身の明るさで見ている者を照らすのはどれほど難しいことだろう。大橋くんが汗びっしょりのキラキラ輝く笑顔で披露するダイヤモンドスマイルは格別の光を放つ。大橋くんのその笑顔こそがまさにダイヤモンドスマイルだ。

 

デビューツアーを終えたなにわ男子は各メンバーが様々な媒体で活躍の場を広げる。ドラマ、映画、バラエティ、CM、雑誌など。大橋くんがCMすることで手に取るようになったカレドショコラは就職直後のわたしの心の支えとしてデスクの引き出しに全種びっしり敷き詰めてあった。

同じようになにわ男子パッケージのハイチュウを入れていた時、誰かがそれを発見したのか「癒されました ありがとう︎☺︎」と付箋を貼られていたことがある。結局誰の仕業か分からなかったが、なにわ男子の普及率になんだか鼻が高くなるような気持ちだった。

 

 

なにわ男子が今年の24時間テレビのパーソナリティを務めるということで、チャリTシャツを人生で初めて手に取った。チャリティー精神の欠片もないわたしのような人間がこんなことになろうとは、誰が想像できただろう。と自分でも少し可笑しく思いながらレジに向かったが、なんとなく、なにわ男子の大橋和也くんを好きになる中で「24時間テレビのメインパーソナリティ」は可能性としてだいぶ濃いものだという意識もあったしそうなれば当然のようにわたしはチャリTシャツを着るんだろうとも思っていたような気もする。

大橋くんのことを好きにならなければ一生できなかったであろう体験をいくつもいくつも貰ってきた。その度に大橋くんのことを好きになってよかったなぁしあわせだなぁと心の底から思う。

 

来年の夏が来れば、わたしはデビュー前のなにわ男子と同じくらいデビュー後のなにわ男子を見てきたことになる。最近好きなものは?と聞かれなんとなく「なにわ男子」の名を口にするのが恥ずかしかった(あまりにも安直なネーミングの為)あの頃からは想像もできない程、なにわ男子の名は様々な人々の生活に定着した。

 

このはてブは公開するタイミングを失ってもうこの夏の大橋くんにも会って終わったタイミングで仕上げに入ったので、POPMALLの話なんかもしていきたいところだけどそれはまた別の場所で。

とにかく大橋くんが最高でいちばんのアイドルだということを今年もより強く実感させてもらえる最高のコンサートだった。この気持ちを来年の夏もしくは次に生で観られる機会まで忘れずに持っていられるように願って、今年の記事は締めさせていただく。

ではまた来年。

 

 

2023/08/15